シニアキャンパーおやじのお山歩記

車中泊旅行や登山が大好きな、キャンパー親父のブログです。
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青春18きっぷで、最北を目指して。その2 新潟~青森

 旅に出て2日目、この日は新潟から青森を目指す。6時6分の白新線新発田行きの快速電車で出発をした。40分程で新発田駅に到着し、直ぐに羽越本線酒田行きの普通電車に乗り継ぐ。
 羽越本線を走る普通列車の気動車は、令和元年に投入されたGV-E400型はディーゼル・エレクトリック方式の電気式気動車で、ディーゼルエンジンで発電機を回して、その電力でモータを回して走行する、ハイブリット式とは違った駆動方式の気動車だ。
 列車は新潟の田園地帯を走り、村上駅を過ぎると笹川流れの海岸線を走る。青い日本海とトンネルの合間に現れる奇岩の海岸線を軽快に走って行く。

 海岸線を離れ酒田の田園地帯に入ると酒田駅に到着する。10分程の連絡で秋田行きの普通電車に乗り継ぐ。酒田駅を出ると程なくして右手の車窓には鳥海山が、左手の車窓には日本海を望みながら秋田県の田園地帯を走って行く。2時間程で秋田駅に着く。
 秋田から青森へは奥羽本線を弘前駅で乗り継ぎ3時間半ほどで行けるが、今回の旅では、乗ってみたかった五能線経由で青森駅へ向かうことにした。
 世界遺産白神山地の美しい海岸線が続く五能線は鉄道マニアにも人気の路線で、秋田駅と青森駅間で、次世代型ハイブリット式気動車HB-E300系のリゾート専用列車『リゾートしらかみ』が走っている。この列車は快速列車となっているので、青春18きっぷでも座席指定券500円を購入するだけで乗車が出来るのは有難い。昨日のJR西日本の北陸本線が普通列車にも乗れない対応に比べたら雲泥の差だ。
 13時57分の『リーゾトしらかみ5号 青池』の発車まで2時間ほどあるので、先ずは昼食に秋田のご当地グルメを頂こうと、駅ビルを散策した。
 秋田と言えば、『きりたんぽ』や『稲庭うどん』が有名だが、鶏肉好きの私にとって『比内地鶏』を是非とも頂きたく、駅ビル内の『秋田比内地鶏や』に入り、比内地鶏の極上親子丼と鶏出し汁の冷そばのセットを頂く。よく食べる宮崎や鹿児島の地鶏に比べて、少し癖のある濃い味の鶏肉と親子丼の出し汁が絶品だった。

 五能線の絶景車窓を眺めながら一杯をと、秋田の地酒と名物いぶりがっこのチーズサンドを買込み2番線ホームへ向かった。
 さすが人気のリゾート列車、乗車記念の写真を撮影して頂いて乗車となりました。

 車輛は4両編成で普通指定席車輛が3輌、個室ボックス席車輛が1輌編成されており前後運転席後方には展望ラウンジがある。列車に乗り込み指定席の4号車2番A席に座る。

 『リゾートしらかみ5号 青池』は、定刻の13時57分に秋田駅を出発して、八郎潟の広大な田園地帯を北上して、五能線の起点駅となる東能代駅へと向かう。
 東能代駅で進行方向が逆となり五能線へと入って行く。A席窓側は東能代駅までは山側だが、五能線では海側となり絶景の眺望が楽しめる。奇岩の海岸線など絶景ポイントでは車速を落して走行したり、千畳敷海岸の千畳敷駅では下車して観光のため20分間の停車もある。

 途中、深浦駅では下りの『リゾートしらかみ4号 橅』と対向する。夕日が赤く染まるころ列車は海岸線を離れて、津軽平野へと進んで行くと、右手車窓には岩木山が見えて来る。
 陽もすっかり暮れた19時38分に列車は青森駅に着き、約5時間半の五能線列車旅を終える。
 今夜は、青森駅から徒歩5分程の『ウィークリーホテルチトセ』に泊まる。ここも、1泊2,300円と格安に泊まれたのは有難かった。今日は、昼間からお酒も飲んだので、夕飯はコンビニ弁当と缶ビールで明日の始発出発に備えた。

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